
こんにちは。「ほぐし処とりっぷ」の益田です。11月に入り、朝晩は冷え込みが強まり、身体がこわばりやすい季節になりました。寒暖差によって血流が滞り、肩や背中の筋肉が硬くなる時期でもあります。そんな中で、日々ハードなお仕事をこなす方ほど、定期的なメンテナンスが大切です。
今回は初めてのご来店、50代・ホテルでシェフをされている女性のお客様の施術例をご紹介します。
■ 来店されたお客様について
今回ご紹介するのは、50代の女性で、一流ホテルの厨房にて長年活躍されているシェフ。料理の世界は立ち仕事が基本であり、長い時間前傾姿勢を続ける場面も多いため、肉体的な負荷は想像以上。
特に肩・首・背中まわりの筋肉は常に緊張状態で、慢性的な肩こりに悩まされているとのことでした。
また、冷え性と足のむくみも強く、勤務中は足先が冷えて感覚が鈍くなる日もあるそうです。
「身体が重くて仕事の集中力が落ちる」というご相談をきっかけに、今回、90分コース(もみほぐし+足つぼ)をご予約いただきました。
■ カウンセリングで見えた身体の状態
丁寧にお話を伺いながら、お身体の状態を確認したところ、以下のような特徴が見られました。
- 肩甲骨まわりの可動域低下
長年の前傾姿勢により、肩甲骨が外側へ張り付くように動きが悪くなっている状態。 - 僧帽筋・肩甲挙筋の強い張り
特に右肩は、腕を上げる動作で引っかかりを感じるほどの筋緊張。 - ふくらはぎ・足裏の冷えとむくみ
血流循環が滞り、下半身に負担が溜まった典型的なパターン。 - 精神的ストレスによる呼吸の浅さ
厨房の緊張感で交感神経が優位になりやすく、深い呼吸がしにくいとの訴え。
こうした状態の方には、「足裏から血流を促し、全身を温めてから筋肉の深層をほぐす」という流れが最も効果的です。
■ 施術の流れとポイント
① 足つぼ(台湾式)
まずは足裏とふくらはぎへアプローチ。
足裏の反射区を丁寧に刺激し、胃腸・腎臓・膀胱のゾーンに強めの反応(老廃物の停滞)を確認しました。これらはむくみや冷え性に直結するポイントです。
刺激を加えるにつれ足先が徐々に温まり、施術中に「足がぽかぽかしてきた…」という変化を実感していただけました。
② 全身もみほぐし
続いて、首・肩・背中を中心に深層筋へアプローチ。
僧帽筋の張りを緩めつつ、肩甲骨の内側にある菱形筋も丁寧にほぐし、固まっていた筋膜の癒着をゆっくりと剥がしていきました。
肩甲骨の可動域を広げる調整を行うと、施術後には「腕が軽い!」「背中が伸びる感じがする」と嬉しいお声を頂戴しました。
■ 施術後の体感と変化
施術が終わると、以下のような変化が明確に表れました。
- 肩・首の重だるさが大幅に軽減
- 肩甲骨の動きがスムーズになり姿勢改善
- 足先の冷えが改善し温かさが持続
- 足のむくみが軽くなり全身が爽快に
- 呼吸が深くなり気分までリフレッシュ
「身体が一回り軽くなったようです」と笑顔でお帰りになられました。
■ 自宅でできるセルフケアアドバイス
施術で整った状態を維持するため、以下のケアを提案しました。
- 就寝前の足湯で血流促進
- 肩甲骨を動かす軽いストレッチ
- 深呼吸を1日5回ほど意識する習慣
- 冷えを避けるためのレッグウォーマー使用
こうした小さな積み重ねが、冷え・むくみ・肩こりの根本的改善に大きく役立ちます。
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■ まとめ
立ち仕事に従事する方にとって、身体の不調は仕事の質に直結します。
今回のお客様のように、「疲れが当たり前」になっている状態でも、適切なケアを行えば驚くほど改善します。
「仕事柄仕方ない」と諦めてしまう前に、一度しっかり身体を休める時間をつくってみてください。きっと、心も身体も軽くなるはずです。
気になる不調やお悩みがありましたら、どうぞお気軽にご相談くださいね!
「ほぐし処とりっぷ」は千葉駅西口徒歩3分!お仕事帰りや、お買い物帰りにお気軽にお立ち寄りください。皆様のご来店を心よりお待ちしております。